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天井から音がする|いつ鳴るかで原因の見当をつける

天井から音がする 害獣の特定

天井から音がする。

一度気になり始めると、静かな時間になるたびに耳がそちらに向いてしまうものですよね。

 

この記事では、音の種類ではなく「いつ鳴るか」から原因の見当をつける、ヒントをご紹介していきます!

 

雨や風の強い日だけなのか、水を使った直後なのか、それとも決まった時間帯なのか。

鳴る条件がはっきりしてくると、原因は何か絞り込みやすくなります。

 

天井の音は「どんな音か」では決まらない

天井裏の音について調べると、音の種類から動物を言い当てる説明によく出会います。

ただ、音だけで正体を決めるのは難しいところがあります。

 

この点は屋根裏の動物の記事のほうで詳しく扱っています。

屋根裏で音がする動物の正体|隙間の大きさと糞から絞る
屋根裏の動物を、足音ではなく穴の大きさと糞から絞ります。ネズミ・イタチ・ハクビシン・アライグマ・コウモリの5種について、公的資料に書かれていることだけを整理しました。

 

天井から聞こえる音が、動物とは関係のないものであることは珍しくありません。

雨や風、家庭用の設備、あるいは集合住宅の上の階。

天井の向こう側には、動物以外にも音の出るものがいくつもあります。

 

音の正体を決めつけずに、どんなときに鳴っているのかから見ていきましょう。

当てはまるものがあれば、そこから先へ進めばいい。

当てはまらなければ、それはそれで次の手がかりになります。

 

雨や風の強い日だけ鳴るなら

まず確認しやすいのが、天気との関係です。

音が鳴った日の天気を思い出してみて、雨や風の強い日に偏っていないかどうか。

ここが合致するようなら、天気のほうを先に疑ってみる価値があります。

雨のとき

雨の音が屋内でどのくらい聞こえるのかについて、気象庁が目安を出しています。

 

気象庁の公式サイトによると、1時間雨量が10ミリ以上20ミリ未満の「やや強い雨」で、屋内では雨の音で話し声が良く聞き取れなくなるとのことです。

さらに20ミリ以上30ミリ未満の「強い雨」になると、寝ている人の半数くらいが雨に気がつく、と記載されています。

いずれも表の「屋内」の欄にある記述で、この欄は木造住宅を想定したものだと注記されています。

 

つまり、屋内にいても雨の音がはっきり聞こえる強さというものが、実際にあるということですね。

「やや強い雨」は、人の受けるイメージとしてはザーザーと降る雨、「強い雨」はどしゃ降りにあたるそうです。

 

音が鳴った日がこのくらいの雨だったなら、天井の向こうで何かが動いていたとは限りません。

風のとき

風についても、気象庁が同じように目安を示しています。

 

気象庁によると、平均風速10メートル以上15メートル未満の「やや強い風」で、樋(とい)が揺れ始めるそうです。

15メートル以上20メートル未満の「強い風」になると、電線が鳴り始め、雨戸やシャッターが揺れると記載されています。

 

樋も電線も雨戸も、家の外側にあるものですが、家に取り付いている以上、その揺れが室内に届くこと自体は不思議ではありません

 

どの部材がどう鳴って天井からの音になるのか、というところまでは資料に書かれていません。

それでも、天気予報の風速を音の記録と並べてみるだけで、かなり判断材料になると思います。

出典:気象庁「雨の強さと降り方」気象庁「風の強さと吹き方」

 

水を使った直後に鳴るなら

次に確かめたいのが、家の設備との関係です。

 

東京都環境局は、生活騒音として問題になる音を5つに分けて紹介しています。

そのうちの2番目が「家庭用設備、住宅構造面からの騒音」で、具体例として空調機、バス・トイレの給排水、ドアの開閉などが挙げられています。

 

練馬区の公式サイトでも同じように、問題になりやすい音のひとつとして「住宅用設備からの騒音(空調機、風呂・トイレの給排水、ドアの開閉音など)」が挙げられています。

 

給排水の音は、公的な資料でも生活騒音のひとつとして扱われているわけですね。

音の大きさについても、東京都環境局が目安を出しています。

風呂または給排水音が約57〜75デシベル、換気扇が約42〜58デシベル、エアコンが約41〜59デシベル。

家庭用機器や音響機器と並べて、同じ表に載っている数字です。

 

ここで試してみてほしいのが、自分の生活動作と音のタイミングが合うかどうかを確かめることです。

蛇口を止めた直後に鳴っていないか。

トイレを流したあとではないか。

上の階や隣の部屋で、誰かが水を使っている時間帯と重なっていないか。

 

タイミングが毎回そろうようなら、天井裏を動くものより先に、家の設備のほうを考えたほうが早いかもしれません。

出典:東京都環境局「生活騒音」練馬区「生活騒音について」

 

集合住宅なら、上や隣の音かもしれない

マンションやアパートにお住まいの場合、ここがいちばん確かめておきたいところです。

 

東京都環境局は、音の伝わり方について反射・吸音・透過といった経路を説明したうえで、こう記載しています。

 

その他、建具や壁のすき間からの音のもれや天井裏などを通じて隣室に音が伝わる側路伝搬という方法でも伝わります。

天井裏を通って、隣の部屋に音が伝わる経路があるということです。

 

これを踏まえると、天井から聞こえているからといって、音源が自分の部屋の真上にあるとは限らないことになります。

すき間を通って回り込んできた音が、天井のあたりから聞こえているだけ、ということもありうるわけですね。

 

同じページには、時間帯についての記述もあります。

東京都環境局によると、生活騒音は毎日の生活の中で出る音なので、音の種類・音の出る時間・場所はいつも同じとは限らず、昼間は気にならなかった音でも、早朝や夜間にまわりが静かになればうるさく感じることもあるそうです。

 

これは、天井の音を考えるうえでも大事なところだと思います。

「夜だけ聞こえるから夜行性の動物だ」とは、必ずしも言えないということです。

夜に聞こえているのは、夜だから音が出ているのではなく、夜だから気づいているだけかもしれません。

昼間に同じ音が鳴っていないか、意識して聞いてみましょう。

もしかすると夜と同じ音が聞こえてくるかもしれませんよ。

 

生活騒音について困ったときは、自治体に相談窓口があります。

練馬区であれば環境部環境課環境規制係が窓口として案内されていて、公害についての苦情・相談のページも別に設けられています。

区市町村によって担当課の名前は違いますので、お住まいの自治体の環境担当窓口を調べてみてください。

出典:東京都環境局「生活騒音」練馬区「生活騒音について」

 

動物かもしれないと思ったら

ここまでのどれにも当てはまらず、やはり動物ではないかと感じるようなら、見るところを音から切り替えます。

 

動物がいるかどうかの手がかりは、音だけではなく、音以外に残るものもあります。

フン、足跡、臭い、断熱材の乱れ。

こうした痕跡があるかどうかで見ていくことになります。

 

何がどう残るのか、どこを見ればいいのかは、屋根裏の動物の記事にまとめてあります。

屋根裏で音がする動物の正体|隙間の大きさと糞から絞る
屋根裏の動物を、足音ではなく穴の大きさと糞から絞ります。ネズミ・イタチ・ハクビシン・アライグマ・コウモリの5種について、公的資料に書かれていることだけを整理しました。

 

ネズミについては、葛飾区の公式サイトが、根本的な解決策は家にねずみを入れないこと、つまりねずみの侵入口をふさぐことだと記載しています。

どの動物に何をするかは、痕跡から見当がついてからの話になります。

 

追い出し方とふさぎ方の手順は、こちらにまとめています。

屋根裏の動物を追い出す方法|資料が示す順番と侵入口のふさぎ方
屋根裏の動物を追い出す方法は、におい・煙・光の3つ。追い出して、いない間に侵入口をふさぐまでの順番を、公的資料に書かれていることだけで整理しました。

出典:葛飾区「ねずみ駆除の手引き」

 

どれにも当てはまらないときは

天気でもなく、設備でもなく、隣室でもなく、動物の痕跡も見当たらない。

そういうこともあります。

 

その場合にも相談窓口があります。

例えば、国土交通大臣の指定を受けた住まいるダイヤル(公益財団法人 住宅リフォーム・紛争処理支援センター)です。

建物のことで行き先に迷ったときは、こうした窓口の存在を覚えておくといいかもしれません。

 

まとめ

天井の音は、どんな音かでは決まりません。

決め手になるのは、いつ・どんなときに鳴るかのほうです。

 

雨や風の強い日に偏っていないか。

水を使った直後ではないか。

集合住宅なら、天井裏を回り込んできた音ではないか。

夜だけ聞こえるのは、夜だから気づいているだけではないか。

 

ひとつずつ当てはめていって、どれとも合わず、なおかつフンや足跡といった痕跡が見つかるようなら、そのときに動物として考えればいい。

その順番で進めるほうが、遠回りにならずに済むと思います。

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