「コウモリを駆除してほしい」と、市役所に電話しようか迷ったことはありませんか。
夕方に家のまわりを飛んでいたり、軒下にフンが落ちていたりすると、もしかして市役所などの自治体で何かしてくれるかも?
と思うかもしれません。
でも、自治体の公式サイトを確認すると、市では駆除を行っていないとはっきり案内しているところが多い印象です。
この記事では、コウモリについて市役所がどんな案内をしているのか、公的資料をもとに見ていきます。
市役所はコウモリを駆除してくれる?
つくばみらい市は、市内でもコウモリの姿が見られるものの、元々日本に生息している自然の生きものであるため、市では駆除や捕獲等を行っていないと案内しています。
朝倉市も、市では捕獲、駆除等は行っていないとしています。
では、市役所に相談しても意味がないのかというと、駆除はしなくても、市が別の形で対応している例があります。
ここからは、自治体が実際にどんな対応をしているのか、案内の中身を見ていきます。
出典:つくばみらい市「コウモリを見かけたら」/朝倉市「コウモリについてのお知らせ」
コウモリは許可なく捕獲できない
市役所に相談する前に、知っておきたいことがあります。
八千代市は、ハトやコウモリ等は鳥獣保護管理法により保護されており、許可なく駆除や巣の除去ができないと案内しています。
朝倉市も、コウモリは鳥獣保護管理法で保護されており、捕獲が禁止されていると案内しています。
北九州市は、捕獲には福岡県の許可が必要になるとしています。
コウモリを捕まえたり駆除したりするには、許可が必要だということです。
法律の詳しい内容は、こちらの記事にまとめています。

出典:八千代市「ハトやコウモリが家に巣を作り困っています。」/朝倉市「コウモリについてのお知らせ」/北九州市「よくある相談と対策【コウモリ】」
市役所に相談、どんな対応がある?
自治体の案内を見ていくと、市の対応にはいくつかの型があります。
ここでは4つに分けてご紹介します。
業者を紹介してくれる(朝倉市)
朝倉市では、対応が困難な場合に環境課へ相談すれば、有料にはなるものの、コウモリに対応できる業者を紹介してもらえると案内しています。
業者への相談を案内している(八千代市・川越市)
八千代市は、駆除等を業者に依頼する場合の相談先を案内しています。
費用は有料とのことです。
川越市は、屋根裏等の消毒や、出入口となる穴や隙間をふさぐ必要があることを挙げたうえで、自分での対策が難しい場合は専門業者に相談するよう勧めています。
装置を貸し出している(各務原市)
各務原市は、住環境でのコウモリの糞尿などの被害を軽くするため、コウモリ忌避装置(防鳥防獣装置)を貸し出しています。
対象は、居住敷地内でコウモリの糞尿などの被害に困っている各務原市民です。
原則1台を14日間、1世帯1回限りの貸し出しとのこと。
レンタル料は無料ですが、装置の充電は必要に応じて自分で行うことになっています。
装置については、動物が近づくと嫌がる音を出して追い払うもの、と説明されています。
窓口は環境政策課です。
許可の窓口を案内している(北九州市・八千代市)
北九州市は、自分で捕獲を考える場合、福岡県の担当窓口に相談するよう案内しています。
八千代市は、自分で駆除等の許可を受けたい場合、千葉県の出先事務所に問い合わせるよう案内しています。
市役所の窓口が、業者紹介、相談の案内、装置の貸出、許可の窓口の案内という形でコウモリ対策に関わっているケースがあります。
出典:朝倉市「コウモリについてのお知らせ」/八千代市「ハトやコウモリが家に巣を作り困っています。」/川越市「コウモリによる生活被害」/各務原市「コウモリ忌避装置(防鳥防獣装置)の貸出について」/北九州市「よくある相談と対策【コウモリ】」
自分の市の対応を確かめるには
相談先の課の名前も、朝倉市は環境課、各務原市は環境政策課と違いますし、できることも自治体によって違うことが調査で判明しました。
もしコウモリ被害で困っているなら、お住まいの自治体の公式サイトで調べてみてはいかがでしょうか。
例えば「○○市 コウモリ」「○○市 害獣」などで検索すると上の方に表示されているケースが多いです。
出典:朝倉市「コウモリについてのお知らせ」/各務原市「コウモリ忌避装置(防鳥防獣装置)の貸出について」
市役所で駆除してもらえないときは
自分で対策する場合のグッズは、こちらでまとめています。

侵入口のふさぎ方は、こちらの記事で詳しく解説しています。
https://gaijuu.com/koumori-shinnyu/
それでも自分では難しいと感じたときは、業者に相談するのもひとつの方法です。
害獣プロガードの対応エリアや受付、依頼の流れは、こちらにまとめています。



